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火曜日/空室

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出来事としてのスタートは『火曜日』ではないでしょうか。

『彼女は消えた』事から始まる、1週間の出来事。

 

何かを示すような単語が散りばめられており、考察心をくすぐりますね!

 

『空室』は彼女が消えて居なくなった部屋の事だろう。

消えたのは『8月』、『食べかけのケーキ』を残して。

 

『121グラム』

何の重さなのか?21グラムは人の魂の重さだ、という研究結果があるそうだけど、そうすると残り100グラムは何の重さなのか。語呂を良くするために付け足しただけ?

 

『はねかえるよ光』と歌われる『火曜日』も、月曜日と同じく室内に光が満ちているイメージから始まる。

弾むような言葉と音が合わさって、どことなく楽しげだ。

『プロペラ 8月 食べかけのケーキ』から、ノイズのような不穏なフレーズが入り込み、ただの穏やかな火曜日、ではない、事を示唆する。

 

そして『彼女は消え』、主人公は火曜日から、彼女を探し始めたのだと思う。

轟音じみた後奏は主人公の焦りを表しているようだ。

だけど彼女がどうやって消えた、のかは考察の余地がある。

これ以降の曜日で語られる出来事を考えると、彼女は"主人公に告げず自発的に居なくなった"と思う。

主人公はそれを知らないから焦っているんじゃないかな。

水曜日へ続く。

 

綺麗な音楽と優しい歌声で終わると見せかけて、爆発する最後のセッション。

このラストのためにそれまでの演奏があったんじゃないかと勘違いするぐらい活き活きしていて、ニヤけながらブチ上がってしまう所存です。

 

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余談

 

100グラムの臓器を昔調べた事あるんですけど、腎臓1つの重さだそうです。

腎臓て。

…いや、腎臓は何も悪くない。悪くないし大事なのだが…もっと…心臓とか脳とかに比べるとカッコよくない気がするので…ボツです!