YOMUSIC

読む音楽 ライブ感想・曲感想など。使用している画像は全て自作です。 X:@tbk_pd

チキン冷めちゃった・・・けど演奏は激アツBillboard

 

忘れたくない事を記録するためにライブ感想を書いている。

PRONTでパスタ食いながら購入したチケットを確認する。

「タリアテッレ」って何なんだ。

パスタの一種だった。

3時間後にまたパスタ食うって事か。

そんな失敗も記録しておけば、ライブの思い出と結びつくだろう。

悪い事ばかりじゃないさ、きっと。

 

People In The Box Billboard Live 2023

12.09 東京 16:00

 

【セトリ】

懐胎した犬のブルース

カセットテープ

ダンス、ダンス、ダンス

自家製ベーコンの作り方

新市街

犬猫芝居

ニムロッド

螺旋をほどく話

世界陸上

ドッペルゲンガー

かみさま

En. 土曜日/待合室

 

(夜もあるし)曲数は少ないながら、圧倒された1時間でした。

いや、圧倒されるのはいつもの事か。

今回のライブ感想は残すべきか残さないべきか、5時間程悩んで書き始めました。

演奏についてより、ライブ体験についてが多くなってしまうからです。

 

先行に外れたのでビルボードの公式HPからチケットを購入した。

こんなん一生に一度しかねーべやと思い切って、ステージ階のテーブル席にしてしまった。

よく分からないまま"チキンのコンフィ・タリアテッレとともに"を選ぶ。

(ディナーショー的な感じなんだろうか・・・マナー的に食事を頼んだ方がいいのだろうか・・・)

よく分からないまま会場に入ると4人席に通され、3人の同席者と向かい合って座る。

 

緊張する~~~~~~~~~~!!!

 

いつもと違う空間、いつもと違う観客との距離、いつもと違うステージとの距離。

あらゆる緊張が襲いとりあえず「皆さんはよくライブ来られるんですか?」と話しかける。

本当すみませんでした。

緊張すると永遠に話続けるタイプなんです。

会社の面接もそうでした。

物凄くいい人達で、ライブが始まるまでピープルを聴き始めたきっかけや、今日聴きたい曲を話し合ったり、緊張がほぐれて本当に助かりました。

そして15:58に"チキンのコンフィ・タリアテッレとともに"が提供されたのは全くの計算外でした。

 

●懐胎した犬のブルース

意外な1曲目。

オシャレな空間にまったりとした音楽が心地よい。

ドラムからは遠い席だったが、すごくクリアに聴こえて良かった。

位置の問題?音響の問題?とにかく今回のライブ、ドラムがやたら素敵だった。

 

●カセットテープ

意外な2曲目。

心の中で(これが2曲目か~~くぅ~~~!)とガッツポーズしてしまう。

<優しいポルターガイスト 放っといても問題ないよ>

<贖う時代精神 驚いて笑い飛ばして>

アルバムの最後というのもあるし、3人でのコーラスは力が要りそうで、何となくライブ後半にやるイメージ。

それを2曲目でやるってのは・・・気合入ってんなぁ!

自然と体が揺れる。

 

●ダンス、ダンス、ダンス

アコギのアルペジオみたいな前奏を、実際に間近で弾いている所を見ると本当に凄い。

距離感はライブハウスとあまり変わらないような気もするが、観客同士の空間が広いのでステージがとてもよく見える。

演奏風景を堪能するには、ビルボードはとても良い。

ベースがリズムを合わせるためにドラムをよく見ている、のに気が付いて微笑ましい。

<ダンス!ダンス!ダンス!>の伸びやかなコーラスが気持ちいい。

大都会東京六本木の夜空を駆け巡る、そんな浮遊感。

 

●自家製ベーコンの作り方

ビルボードでベーコンかぁ・・・ロックだ。(?)

ポポポポン、と可愛らしい音で始まりロックに変わっていく、1曲の中で多面的な表情のあるピープルらしい曲だと思う。

 

●新市街

イントロ始まった瞬間にやけてしまいましたね・・・

ギターとベースの手元がよく見えるよく見える。ありがとうございます。

見えた所で理解は出来ない手元なのですが、見られて良かった。

『ダンス、ダンス、ダンス』と打って変わり、コーラスは高音。

使い分けが本当に凄いなぁと毎回思う。

ラスト、会場に響く<ばぁん>!

たまらないですね。

 

●犬猫芝居

<モルモット駆け出したら>猫に捕まる『犬猫芝居』。

連続でにやけてしまいましたね・・・

<世界が始まってから幾つかの革命の昼>の後のジャーッ、ジャッ(ギター)がなんかもう、格好良すぎて呆然としてました。

勿論ギターだけではなくベース、ドラムもタイミングを合わせて音を切りに行くのが凄いのですが、ギターがポジション的によく見えるから・・・笑

脇のスタッフさんもノッてたのが見えて良かったです。

良いですよね、『犬猫芝居』。

 

●ニムロッド

「今日聴きたい曲は?」という話の中で、「ピープルを聴くきっかけになった『ニムロッド』が聴けたら嬉しいです!」と話してくれた方。

おそらく我々のテーブルは、全員心の中でワァ・・・ア・・・!と声にならない叫びを上げていただろう。

会話聞こえてた?と勘違いしそうになった。

なんかね、いつもより感慨深かったですね(笑)

嬉しいやら格好いいやら演奏は見たいわで興奮しすぎて当時の事よく覚えてないです。(?)

 

●螺旋をほどく話

今年親の声より聞いたイントロ。

ライブハウスと聞こえ方が違うってわけじゃないんだけど、少し背筋を伸ばして聴きたくなる。

<姿勢は自然か>って歌詞のせいかもしれないが。

そして<悪くないね、気分は>!

この一言はピープルの音楽を楽しむのに最適なフレーズだと思う。

別バンドの曲になるがUNISON SQARE GARDENの『アイラブニージュー』の<今夜のライブも最高ですわ!>と重ねてしまう。音楽への愛を素直に叫んでしまうUNISON SQARE GARDEN(田淵智也)と、斜に構えながらも満足している事を最大限伝えるPeople In The Box(波多野裕文)。

印象的だったのは、MVと同じような照明。

照明の切り替わりもMVと同じタイミングだったのと、照明が落ちてステージ上がシルエットになる演出。

綺麗でした。

 

世界陸上

攻めてんなぁ!

色んな意味でキャッチーではないと思うが、演奏技術の高さを味わえるありがたい曲。

終わった後のMCでダイゴマンが「一回休憩させて?」とバテてた。

スゲー疲れそう。

すかさず波多野さんが「我々にとっての世界陸上ですからね。」ってフォローしてた。うま・・・いや、上手くな・・・いや、上手い!

 

ドッペルゲンガー

強いて言うならCamera Obscuraが聴けたら嬉しかったし、その中でも『DPPLGNGR』は一番聴きたかった気がする(今絵描いてるから)。

間奏の穏やかできらきらしたギター、からの轟音のアンサンブル。

ストレス解消になりますね。

 

●かみさま

優しく穏やかな音と歌詞。

しかしその全てに、「今言っている事はぜんぶ嘘だよ」と裏打ちされているような、そんな悲しさや切なさを感じてしまう。

<きみは特に優れてるとか きみは報われるだとか>

<手を伸ばしても空を切る 滑稽な鳥の墜落をみてた>

自分はここで必ず涙腺に来る。

この曲が悲しく聴こえるのは間違いないんだけど、同時に安らぎも感じる。

何かを掴みたくて、でも掴めなくて、ただ落っこちていくだけの滑稽な鳥に自分を重ねている。

だけど、落ちて行くのを見てくれている誰かがいる。

それが『かみさま』だと思うと、何も掴めず落っこちて行くのも悪くないな、と思う。

 

●En. 土曜日/待合室

演奏が始まった時は(土曜日に土曜日やるのはオッシャレ~~~~~~!)と興奮してしまいましたが、印象的だったのは直前の短いMC。

波多野「辛いニュースばかりで心が痛みますが、僕たちは日常を守っていきましょう。」

私事だがXのアプリを消し、週末にPCで少し見るだけになっている。テレビも朝しか見ず、良いか悪いか世の中の事に疎くなった。

だから今、どんな辛いニュースがあるのか知らない。

申し訳ないなと思いつつ、辛いニュースに心を痛めているひとが『土曜日/待合室』を最後の曲に選んで演奏する気持ちを、受け止めなきゃいけないなと感じた。

後奏の、丁寧に、つまびかれるギター。

歌詞にもあるように蒸気の向こう側で煙るような音が、会場を漂い満たす。

いつまでも聴いていたいという願いの中、夢から醒ます「ありがとうございました」。

それを合図に土曜日は終わる。

我々の土曜日は終わった。

 

●MC―お酒

波「皆さん、いい酒を飲んでますか?僕も一杯ひっかけたい気持ちです。・・・今夜は楽しんでいってください。」

お酒を嗜むだけで急に天上人から人間味が出ますよね。(?)

 

●MC―車輪を転ぐ話

ダ「みんなさぁ、チャリで転んだ事ある?」

会場「・・・ザワ・・・」

ダ「チャリで転んだ事ある人いる!?」

健「俺はあるよ!!(突然のビッグボイス)」

ダ「・・・」

ダ「俺はね、あんのよ。ドラムスティックが前輪に巻き込まれて、その後10秒位の事覚えてない。気が付いたら地面にいた・・・」

健「あー」

ダ「俺のはネットで3万円ぐらいのだからいいのよ。あなたたっかいチャリでしょ?」

健「うん。俺もね、前輪に傘巻き込まれて。壊れた部品の値段が5万だった。」

ダ「ごまん・・・!」

波「次いくよ!アンコールやるんだから」

雑談も聞きたいしアンコールもやって欲しい(欲張り)

 

●MC―グッズのキーホルダー

波「キーホルダーって、キー(鍵)をホールド(固定)するための物だって最近知りました。それまで"キーホルダー"っていう物だと思ってて・・・。"ふきのとう"みたいな・・・」

?????

例えのクセが強すぎて一番笑った

 

●MC―板

ダ「受注生産で、我々はついに"板"を売ります。」

波「次は板で稼がせてもらいます。」

※ジャケットアクリルボード企画

ダ「最近、グッズ会議ってのが開かれてるんですよ。」

波「オンラインで。僕が東京にいないから。画面上だった僕が、存在している事を今日は確かめてもらえれば。」

会場から盛大な拍手来て面白かった。

 

●MC―MC長くなりがち

ダ「(短めグッズ紹介)喋っちゃうからね。」

波「そして、それに乗っかる人間がここに2人(波&健)いますからね。」

全員じゃん。

 

●アンコール

『かみさま』終わって爆速で再登場。

波➡健➡ダ の順で出て来たけど小走りしながらダイゴマンが「はやっ!w」って言ってたのがウケました。

 

同席4人中2人が初めてピープルのライブに来て、しかも今年ピープルを聴き始めたという方もいて、羨ましかったです。

あの衝撃を、今から、新規で、味わえるんですよ・・・!?

いいなー。

自分がブログを始めた理由がコロナで「Peopleが万が一活動停止しても、良さをネットの海に放出しておけばいつか音楽業界の偉い人の目に留まるかもしれない」という身の丈に合わない想いからだった。

杞憂はほぼ去り、あとはもう「こんな執念深く1つのバンドについて語ってる人がいるなら、いっちょ聴いてみっか」と興味を持ってくれる人がいりゃいいな、という気楽な趣味になった。

でも普通に、彼らの音楽活動が新しいファンを獲得し続けている事が凄いと思った。

自分が最初にピープルに興味を持ったのは、イラスト付きのライブレポやファンアートを描いている人達のおかげだった。

その人たちの絵が素敵だったり、ライブレポに書かれた軽妙なMCの様子と真剣な演奏のギャップが気になって、ライブに行ってみたいと思ったのだ。

自分と同じような人が、いつかどこかで、「こんなバンドあるんだ」と気づいてくれる事が、自分の芯にあるのは多分・・・最初から変わらない。

 

『旧市街』『ニムロッド』のMVがピープルを聴くきっかけになったという話。

今日は新譜(Camera Obscura)の曲が聴けたら嬉しいという期待。

『カセットテープ』が一番好きだから、聴けて良かったと語る笑顔。

対バンでは激しい曲が多かったのでそういうイメージだったが、可愛らしい曲もあって意外だったという感想。

終演後、みんなで呆けて「カッコイイ・・・」しか言えなくなっていた事。

別れ際、「またライブ会場で!」と言ってしまった。

本当にすみません。

あんな事を言いたかったんじゃないんです。

本当に言いたかったのは、「話してくれてありがとう。緊張をほぐしてくれてありがとう。」だった。

もう顔も覚えていない。

だから気にしないで欲しい。

ライブは満足だしビルボードは素敵な会場だった。

ただ、最後に失敗してしまった事がどうにも心残りだ。

純粋に、People In The Boxのライブはとても良いから、ライブを見にまた来て欲しい。

そしてそれは、自分が言うべき事なんかじゃなかったのに。

歳取りましたね。

年々ふてぶてしくなる性格。

 

ふてぶてしく、演奏中は全く手をつけられなかった"チキンのコンフィ・タリアテッレとともに"を終演後急いで完食しました。

店員さんごめん。

 

youtu.be

 

 

初めてamazarashiのライブに行った

にわかの覚え書きです。

永遠市はまだ買えてません。

それがあってはこの先、きっと仕事が手につかなくなる

そう判断し、とりあえずライブ行きたくてチケット取りました。

『七号線ロストボーイズ』がブッ刺さったのでとにかくライブに行きたかった。

セトリネタバレ含みます。(順序は不正確。思い出した順。)

でも『永遠市』の曲はほぼ分からないので分かるやつだけ書きました。

ご注意を!

【2023.12.12追記】

12.11 国際フォーラムも勢いで行ったので本文追記しました。

 

ロストボーイズツアーのBDが、出だしむちゃくそ長い朗読だったので今回もあるもんだと思ってた。

色々ミスって5分前に席に着いたので、もっと前から流れていたのかもしれないが、普通に演奏から始まったので逆にびっくりした。普通に始まるんだ。

 

・下を向いて歩こう

2曲目で来るとは思わなかった。

MVは延々リピートしてるのですが、後奏の疾走具合から「ライブの最後にこのギターで盛り上げて終わるんだろうな」と勝手に予想してたら全然違った。

リリックビデオ?何て言うんですか?スクリーンに映される映像。

ずっと目線が、下を向いて歩いている時に見える風景でしたね。

それに気づいたのは終盤だったけど。

<終わってるんだよ 誰も彼も>

海際で始まった映像が、駅前の賑やかな足元に変わっていくのも良かった。

<星が落ちていたら拾うつもり>も何の変哲もない歩道が背景で、全然ロマンチックじゃないのが良かったです。凄く好きな歌詞なんだけど、無駄に演出されなくて良い。

 

・インヒューマンエンパシー

演出が怖すぎて震えた。(褒めてる)

てるてる坊主くんが第3の壁(?)をブチ破ろうとする演出、もうホラーですよね。

いや、まじで、スクリーンがパリーンってなって会場の上から巨大てるてる坊主くんが出現したら神だった。

(ミュージカルかな?)

そんな事はなかった。

スクリーンの映像演出がおしゃれだった。

今でこそリリックビデオというか、歌詞と映像を組み合わせて作成された動画は一般的だけど、amazarashiは単純に"言葉の力"が強いと再認識する。

【追記】

なんやかんや、映像の衝撃も相まってもう一度観たい(聴きたい)曲だった。

何度見ても良かったですねぇ。

12.11は正直秋田さんの声が調子悪そうでハラハラしたが、がなるような歌い方で逆にゾクゾクしました。鳥肌。

 

・ディザスター

曲としてかなり好き。

言葉も強めで、反骨精神という意味でのロック色が強くて好き。

<没後評価されて喜ぶ 作家なんているもんか>

まじでその通り

理解できすぎて「ヌハハッ」って笑っちゃった。周りに聞こえてないといいな。

 

・つじつま合わせに生まれた僕ら

聴けると思わなかった。

嬉しかった。

約10年前よく聴いていたうちの1曲です。

自分にとってのamazarashiはこういうイメージ。

今も昔も自身の存在価値を疑うような歌詞が軸となっているとは思うけど、昔は自身と大きな世界との対比、みたいな感じだった。上手く言えないんだけど。

やっぱり良い曲だな。

【追記】

❤が秋田さんの頭上に映し出される演出と、人人人と"人"という字が秋田さんを囲み、それらに順々に「×」がされていく演出が好き。

(これを、修正前は『インヒューマンエンパシー』だと勘違いしていた。『つじつま合わせに生まれた僕ら』の演出でした。)

1回目は「ああ、この曲、やっぱ好きだな」と懐かしい気持ちの方が大きかったが、2回目は純粋にメッセージに心打たれて泣いた。

 

・スワイプ

タイアップしてるからそりゃやりますよねぇ!

忘れてた。

『永遠市』タイアップ曲多いですよね。

5~6月は『スワイプ』のMVをずーーーっと見てましたね。

スクリーンに白煙が映される演出が見事。

スモークじゃなくて映像なんだろう。

スポットライトが豊川さんに当たり、白煙が流れていくのが幻想的。

凄く好きな曲なので聴けて良かった。

歌詞も調べてなかったので今回初知り。

カスってる産経ユーザーの➡<ガスってる山景、薄青>

おばあちゃんがカルト主催➡<おばあちゃんがかかる特殊詐欺>

都市銀行の軍事支配➡<都市近郊の軍事支配>

だと思ってました。

ひどいな。

『スワイプ』は歌詞も演奏も歌声もダークパワー満載で良いですよね。

こういうamazarashiが好き。

確か順番、『つじつま合わせに生まれた僕ら』の後だったと思うんだよなぁ。

「命の尊さを歌った後に命を軽く扱う歌う曲やるのか…最高だぜ」って思った記憶があります。いや自信無いな、妄想かも。

 

・無題

絵描きを主人公に据えた曲を作るのは世代なのか。

BUMP OF CHICKENの『K』やASIAN KUNG-FU GENERATIONの『絵画教室』を思い出した。

 

・君はまだ夏を知らない

『永遠市』のAmazonのレビューだけ見た。

『君はまだ夏を知らない』が好きという声がめちゃくちゃ多くて気になってました。

音を聴いて「これだ!」とはならなかったけど、歌詞がスクリーンに出るので分かりやすくて良かったです。

ああ~

なるほどね~

勝手に『夏を待っていました』の仲間だと思ってたけど、全然違ったね。

アウトロが夏の始まりっぽい。

【追記】

びっくりした。泣いた。

<永遠に続くような夜を見たのか 繰り返す波に途方に暮れたのか>

<君が見るもの全ての傍らに 悲しいと美しいが佇んで>

<星座の明かりに孤独を見たのか ヒグラシの死骸に命を見たのか>

<君が見るもの全ての傍らに 儚いと永遠が佇んで>

歌詞が美しい。

懐古ではなく、ただ、ひと夏の物語として。

どこかで歌詞と同じような夏を体験する、7歳の子供を想ったストーリー。

2回目で思い出したけど、『永遠市』のジャケットイラストがスクリーンに映されるのは、この曲だけだ。

レビューは間違っていないと思う。

『永遠市』の主人公は、『君はまだ夏を知らない』なんだろう。

 

・MC

「自由になりたくて逃げ続けました。わいにとっての自由は、何者かに"なれる事"ではなく、"なろうとし続ける"事です。」

納得。

夢や希望を歌うバンドが夢や希望を手に入れたらどうするんだろ、という疑問は昔からあった。

それに対する答えが意外にも今日得られた気がする。

追い続ける事自体を原動力にする。

ハッキリと言い切った格好良さ、清々しさ。

やはりこの人は信じるに値する。

➡次曲『自由に向かって逃げろ』

 

・ごめんねオデッセイ

好きですね。

インテリラップ(漢字がいっぱい出て来るラップに対し、自分が勝手に呼んでいる。)曲かと思いきや、サビがね、良いね・・・。

<行けども 行けども>の伸びやかな「も」コーラスが綺麗ですね。(伝わる?)

綺麗だなぁと感じ入っている所に差し込まれる<ごめんねオデッセイ>。

そんな…急にロマンチックなワード出さないでくださいよ…そういうの弱いんですよ…。

『アダプテッド』と構成が似ている気がする(音が似ているという意味ではない)。

インテリラップでまくし立てられてアドレナリンがいい感じに出て来た所で「きらめく星空はーーーあーあーあーー↷」はね、たまりませんよ。

それと同じたまらなさですね。

<ここは寒い>

<くださいください>

<木漏れ日を 木漏れ日を>

コーラスも合わせて、とても綺麗な曲でした。

 

※帰宅後調べ

「オデッセイ」は宇宙船の名前だとイメージしてたのですが、実在しませんでした。

「オデッセイ」という宇宙映画があるので、それに影響されたイメージだったんだと思います。

ちなみに本来の意味は古代ギリシャの冒険物語の主人公の名前みたいです。

それはそれで。ロマンチック。

https://customer.honda.co.jp/faq2/userqa.do?user=customer&faq=faq_auto&id=31765&parent=30187

【追記】

最後から2番目の曲でした。

絶対喉の調子悪そうな秋田さんが声を振り絞って歌うのが凄すぎて圧倒されました。

プロって凄いな・・・。

 

超新星

『永遠市』の中ならこれが一番好きだと思う。

何といってもサビでスクリーンに映し出された白く輝く超新星の光が印象的。

(こんなに明るいのに秋田さんの顔はどー頑張っても見えない!凄い!)

<眩しく輝いて 消えても消えない夢>

<眼が眩む残像を 空の隅に残す>

眩しい、眼が眩むに合わせて客席を白いスポットライトが走っていく。

その眩しさに一瞬目が眩む時、観客は歌詞とリンクしている。

<見上げてくれ葬式で>

はい。

これです。

好きなamazarashi。

爽やかに鬱。

コーラスが凄く綺麗なんですよ。

我々はそれを聴きながらスクリーンの超新星を見上げるわけですよ。

そこにブチ込まれる<葬式で>。

たまらんな。

両脇の人が、同時に右手で顔を覆った。

もしかしたら泣いていたのかもしれない。

その人達がどんな気持ちで泣いてしまったのか知る由も無く、連れでもない2人に共通点があるとも思えないが、それでも同じ箇所で何かを感じ取って、何かに心を動かされたのだろう。

ライブってそういう場所だよなぁと思った。

同じ時間に同じ曲を聴いているだけの、他人の集合体。

外側は他人だけど、一瞬、中身、心のようなものが同位になる時があるんじゃないか。

べつに分かり合う必要は無いけれど、それは何というか…幸せな事なんじゃないかな。

【追記】

同じとこで泣いた。びっくりした。

こ、ここか・・・!

感動、とは違う涙だと思うんだけどな。何で泣いてしまったんだろ。

<駄目だったらもういいぜ>

<失ったらもういいぜ>

歌詞もグッと来たけど、やはり演奏なのかなぁ。

諦めに対する拒絶や悲観的な人への哀慕でもなく、ただ、気が付いたら目が震えていた。

 

・MC

「『七号線ロストボーイズ』は、単純に、最高傑作を作ってやろうと思って…作りました。『永遠市』はそんな格好つけずに作りました。」

「一生音楽をやっていく、その入口にやっと立てた気がします」

先輩、自分ロストボーイズまだ味わえます。自分まだやれます。最高傑作存じております。最高傑作なんですからロストボーイズの曲やってください。お願いします。

と念じながら聞いてました。

しかし最高傑作って言い方じゃなかったと思うんだよな。思い出せない。無念。

 

・月曜日

聴けると思わなかった。やったぁ。

ライブに行きたかったのは、『未来になれなかった全ての夜に』BDで『月曜日』の豊川さんのコーラスが格好良すぎて好きになったから。

やっぱり格好良かったですね!!

これだよこれ~~!これを聴きたかったんだよォ~~~!身震いしちゃった。

【追記】

個人的には国際フォーラムの方が、豊川さんのコーラスが全体的にキレッキレでたまりませんでした。

ほぼ中心で聴けたから?

 

・空に歌えば

これも豊川さんのコーラスが格好良くて好きです。

秋田さんも声を張り上げていた気がします。

負ける気がしたのでしょうか。

 

アンチノミー

タイアップまだありましたねぇ!!

そりゃそうか…これはやるよ…。

<知性は持たないでください>の絞り上げるような歌い方がグッと来ました。

そして、ロボット(ニーア:オートマタの機械生命体)が操られていた糸から解放されて、第3の壁をブチ破ろうとする演出に鳥肌立ちました。

『インヒューマンエンパシー』でてるてる坊主くんが割らなかったのは、ラストの為か…!と。

でも割れませんでした(笑)

演出に対する妄想が過ぎてしまう。

 

終 わ り ま し た 。

 

おっ?

『七号線ロストボーイズ』から1曲も無しか?

いや、100歩譲ってそれは分かるよ『永遠市』のツアーだから。

待ってくれ、『カシオピア係留所』やらないの?

 

カ シ オ ピ ア 係 留 所 や ら な い の ? ? ?

 

逆に『カシオピア係留所』に5000円払うつもりで来てました。

(帰宅後調べたら、『永遠市』の曲も全部やったわけではなさそうですね?)

アンコールか?

アンコールでやるのか?

しかしアナウンスも無く会場は明るくなり、人々が退場していく。

amazarashiってこういう感じなのかぁ…。

初めて参加するライブのどうしたらいいか分からなさを久しぶりに味わい、郷に入っては郷に従えの精神でしばらく様子見。

有明ガーデンシアターだから?(?)

時間に厳しいとか?

その疑問を解消すべく、12/11の追加公演・国際フォーラムのチケットを取った。

今度こそ頼むぞ。

『カシオピア係留所』やってくれ。頼む。

あ、あとできれば『ロストボーイズ』も…

あと『アダプテッド』も…

『1.0』もお願いします…

 

様子見と言えば、初めて行くライブで席を立つ/立たない問題もありますよねぇ。

有明ガーデンシアターだとUNISON SQARE GARDENのライブに来た事がありますが、立って腕振ってましたねぇ。

逆に、People In The Boxはスタンディングでも観客は微動だにしない。

amazarashiは席に座ったまま微動だにしない。「鑑賞」というイメージ。

確かにな…鑑賞するもの多いしな…。

でも『下を向いて歩こう』と『スワイプ』は振らせて欲しかった。うずく右腕を押さえるのに必死だった。

 

あと驚いたのが、客層の広さ。

老若男女、カップル、ご夫婦、男性友人グループに女性友人グループ。

1人で来てる人をあまり見てない気がする。気づかなかっただけかもしれないが。

自分はamazarashiの曲に孤独を感じているのだが、そうじゃない人がたくさんいるんだね。

もしくはその孤独を、分け合う人がこんなにたくさんいるのかもね。

その人はとても幸せだね。

 

色々な人に刺さる曲を作れるamazarashi(秋田ひろむ)は凄い。

孤独や攻撃性を音楽に求めてしまう自分は、あんまりライブには向いてないかもなぁと思ってしまったのも事実。

だけど、全身で音を聴いていた。

自分の心臓は、ベース音に振るわされる事を最近知った。

今回もそうだった。

心臓がジーンとなって音に掴まれる感触がする。

なる曲とならない曲があるのだが、好きな曲はそうなる。

それはもはや、心臓が身体を飛び出して、音を聴きに行ってるのかもしれない。

「ああ、今、全身で音を聴いているんだ」と感じた。

今は1つのアーティストに拠っているのだが、amazarashiも含めて2つになった。

だから、その感覚が欲しくなった時は。

また行くよ。

 

youtu.be

 

 

10年越しにamazarashiにハマった

 

2023年2月。

漫画『チ。』が気になって半年経っていた。

読む時間も無いしなぁとうだうだしていたら、Youtubeに『カシオピア係留所』のMVが現れた。

MVならすぐ見れる。

「amazarashiか、『さよならごっこ』以来聞いてなかったなー」と思いつつ再生したのが、はじまりだった。

 

その後『チ。』も全巻揃えました。

これはたいへん良い漫画です。

あまりに良い漫画です。

天文とか歴史とかよりも、“ものづくり”に関わる人へ向けた漫画だと感じました。

『チ。』は別の場所で語るとして、温めていたamazarashiについて書きたい事を書いてみます。

 

正確には9年前だと思う。

就活中に「こんなネガティブなアーティスト聴けん…」となってしまった。

『夏を待っていました』と『性善説』だけはその後も定期的に聴いていて、『さよならごっこ』で一瞬浮上したものの、新曲をチェックするアーティストではなくなっていた。

『カシオピア係留所』で驚いたのは、歌声の変化だった。

「こんなに優しい歌い方だったっけ?」

優しい。

9年前と全然違う。

曲風も、聴いた事のない感じだった。

「こんな曲も作れるんだ」と驚きつつ、「自分が好きだったamazarashiは爽やかな音楽とそれに反比例するネガティブな歌詞だった。メッセージ性の強いものだったはず。本当に同じアーティストなのか?」と疑問も感じた。

それを確かめるために新しめの曲からYoutubeを再生していった。

この時点で沼に片足突っ込んでいた。

“もっと知りたい”と思う時点で、半分、ハマったようなもんなのだ。

 

『チ。』を読み終わるまで、随分長いこと『カシオピア係留所』を聴いた。

次に聴く曲も、タイアップ系を選んでいく。『さよならごっこ』『命にふさわしい』は知っていたが当時そこまでハマらなかったので改めて聴いた。

撃沈ですね。

いやぁ………そうですか……

あの章の2人に重ねてしまった。

しばらく『さよならごっこ』『命にふさわしい』『カシオピア係留所』だけを聴く期間が続いた。

(あの頃は決算時期で、助けられたなァ)

仕事も落ち着き、『1.0』を聴く心の準備が整った。

活版印刷の意味がわかった。

……活版印刷ッ……!!

ここまでやってアニメの主題歌がamazarashiじゃなかったら発狂する。行動を開始する。

と、ここまではまだ『チ。』のイメージソングとしてハマっていた。

(のちに『1.0』単体でもクソデカ感情を持っていかれる。)

他の曲も聴いて良かったら、きっとamazarashi自体にハマるだろう。

自分を試す気持ちで、次に気になる曲を聴いてみた。

 

ロストボーイズ』

サムネがアニメっぽい。

そういえば昔の曲もアニメとCGの中間みたいなMVだったな。

顔出ししないというのは何となく知っていたから、amazarashiの作風なのだと思い昔の曲とどれぐらい変わってるのか確かめたくなった。

結果、これがトドメとなった。

いや、むちゃくちゃ良いじゃん。

”爽やかな鬱”という褒め言葉がロック業界にはある。(個人調べ)

概してそういうジャンルの曲が好きである。

ロストボーイズ』はそこにドンピシャ嵌り、他にも好きな要素が詰まっていた。

絵が良かった。

結局、オタクなのでイラスト表現が大好きなのだ。

キリッとした青と、主人公(秋田さん?)のオレンジの眼鏡の対比が格好いい。

青とオレンジでアートワークを設定するセンスがすげ〜良かった(あんまり無い色の組み合わせだと思う)。

韻が気持ち良かった。

「神社で吐く煙、夏の雨 待ちぼうけ君のバス、ガスト前」

こちらは声に出して読みたい日本語として永遠に遺して頂きたい。

のちに、秋田さん自身HIP-HOPに造詣が深かった事を知るが、トラックに乗せて歌うラップと違い、ロックミュージックに乗せて歌われる韻の選び方、センス。

歌詞がたまらなかった。

自分の知っているamazarashi成分、“ネガティブなのにどこか前向き”。

それはヤケクソと表現する事もできるが、別の言い方をすれば「鬱屈も増幅すればアートたりうる(アオモリオルタナティブ)」。

「始まりにはいつも 溜息が出ちゃうな 始業式や朝礼や 今日一日の目覚めとか」

わかるわぁ

「ここじゃない気がしてる でも理由はわからない 憂鬱ってのは知ってる でも漢字じゃ書けない」

わかるわぁ

Youtubeに「でも頑張ればかけるようになるかも」というコメントがついていた。

「センスある」

「凄く秋田ひろむさんの感性に近い考え方で僕は好きですよ」

という返信も含めて、なんだか好きなやり取りだった。

そう、書こうと思えば書けるようになるし、解消しようとすれば多分される。

そんなふわっとしたゆううつは、誰でもいつでも持ち得る。

「人と違うような気がして よく鏡を見てた 宇宙人や化け物じゃなくてよかった」

「でも言葉や思考を映す 鏡なんて無いから 安心できない 安心できない」

わかるわぁ

ていうか、わかるわぁと思える鬱屈方面に共感する言葉を繰り出す秋田ひろむがすげぇわぁ

「少年は闇の中 マルボロと車泥棒 不登校オーバードーズ 入り組んだ夜がある」

ここの韻の踏み方も気持ち良すぎておかしくなるかと思った。(?)

声に出して読みたい日本語、その2。

「少年は闇の中 十年経っても闇の中 襲われる『あの頃よかったよな』 振り解く『まだまし今の方が』」

ここで出てきた10年というキーワードで初めて、大好きな『性善説』が2013年の曲だと知る。

丁度10年。

誰にでもある過去の栄光に対し、少し大人になったamazarashiは今を肯定する。強い歌詞。好きだ。

「大人は少年を隠すけど 真夜中が暴くから」

ラストに一番やられた。

それまで、影や涙を隠してくれる夜と、隠したいものを暴く太陽という、ポジティブイメージの単語を仇のごとく語ってきた。

夜はどこまでも味方だ。

大人になって押し殺そうとした“少年”は、真夜中にあらわれる。

真夜中ならば。誰でも少年に戻る。

たまりませんな。この語彙。センス。

一発目から長々としてしまったが、彼らが積み重ねた10年の結果の『ロストボーイズ』によって、再び好きになれた。

活動を続けてくれていて、ありがとう。

 

『空白の車窓から』

じゃあ聴くか、と仲間っぽい『空白の車窓から』MVを再生する。

これも良かったなァ………

でも『ロストボーイズ』の方が好みだった。

『空白の車窓から』は前向き成分かなり強め。

でもMVめちゃくちゃ良いよね。

好みの差はあれど、大阪のライブに日帰り遠征した時は、新幹線で味わうように聴きましたね。別のアーティストのライブなのに。

「自由とはなんて寂しいんだろう」

文字に起こせばありふれた一文、しかし歌声は力強く、むしろ自由に伴う寂しさを受け入れている。好きな歌詞だ。

アルバムタイトルにもなっているし、『ロストボーイズ』がラスト曲だと思い込んでいた。

もう少し後にCDを買って、この曲順である事に秋田さんの決意表明を感じた。

 

CDを聴いたら絶対に長ったらしい曲感想を書くだろう。

そう危惧したので、でも我慢出来なかったので、先に『未来になれなかった全ての夜に』(BD)を買った。

バンドとして好きになったのは、ここからだ。

『月曜日』「息苦しい のは ここが」のところ、コーラスがめちゃくちゃ格好よくて、調べると豊川さんという女性メンバーだった。

「amazarashiって秋田ひろむ一人じゃなかった!?!?」

10年越しに知る情報。

いや〜豊川さんの声にもハマっちゃいましたね〜。

秋田さんの力強い歌声に負けない強さがありつつ支える感じが凄く好きでした。

ロストボーイズ』冒頭の美しい鍵盤の音も、豊川さんの演奏だったんですね。むちゃくちゃ好き。

 

『たられば』

『さよならごっこ

*『月曜日』

*『それを言葉という』

*『光、再考』

アイザック

『命にふさわしい』

『空洞空洞』

*『千年幸福論』

BDで聴いた中で好きなものでYoutubeにあれば、暇さえあれば聴いていた。中毒です。

特に*曲は凄いですね。

インプット量が多過ぎて、ブログという形である程度発散出来たものの、これからこれらの曲から受けた衝撃をアウトプットしていく作業が始まると思います。

『千年幸福論』はライブならではなのでしょう、パワーがハンパなくて、好きだが聴くのにも体力を要する。

主に月末処理で精神力が底をつくと聴いてます。体力が駆動します。

 

以降、『七号線ロストボーイズ』『ロストボーイズツアー(BD)』『末法独唱 雨天決行(DVD)』を集めてゆき、『スワイプ』の影響で『Village(映画)』も観ました。ただVillage本編にamazarashiは関係無かったです。主題歌じゃないんかい。(Youtubeにはハッキリタイアップってありましたね)

 

『七号線ロストボーイズ』の感想も多すぎて、別記事で書きたいと思います。全曲ハマってます。ちょっと今は優先度低いのですが。新アルバム『永遠市』も出ちゃうんですが。早すぎる。まだ『七号線ロストボーイズ』いけます。全然味するんですけど。

 

読む側からすると、好きなアーティストの感想なんてなんぼあってもええですからね。

取り急ぎ、2月から書きたかったamazarashiにハマったきっかけは、備忘録として書けて良かった。人間は忘れる生き物だからね。

人間なので、また、忘れる前に書きに来ます。

 

君たちを理解するのに10年かかったけど、自分の人生10年の結果もまた、君たちが必要になるような歩み方をしているようで良かったよ。

そして2回目だけど、活動を続けてくれてありがとう。

生きてりゃいい事あるもんなんだな。

 

 

youtu.be

youtu.be

 

中間管理職が読む『宝石の国』

宝石の国』の感想です。
102話までのネタバレを含みます。
単行本12巻が98話までなので、未読の方はご注意ください。
興奮のあまりネタバレに配慮してません。
 
 
聞かれて困る質問第1位、「好きな漫画は?」。
好きって、人に薦めたいって意味?
影響を受けたって意味?
死ぬ間際にも読んでいたいって意味?
この質問に答えるのは難しいが、シンプルにパッと頭に浮かぶ漫画は3つある。
 
 
順位をつけたいわけではないが、もしかしたらこのどれかを追い抜いて、『宝石の国がパッと頭に浮かぶかもな。
そう思わされた漫画だった。
要はめちゃくちゃ面白かった。
 
人から薦められる事は多かった。
タイミングが無くて手を出していなかったが、漫画アプリの無料期間に読み始めた。
止まらん止まらん。
1日1話読めるのだが面白すぎて毎日楽しみだった。
明日が来るのが毎日楽しみだった。
 
アプリのプレゼントも利用しながら、2ヶ月程かけて読んだ。
いや、凄いわこの漫画。
一気読み(?)したおかげか、キャラクターへの愛着よりもストーリーへののめり込みが勝った。
最初から応援しているファンの友人には悪いが、カンゴームの変貌には好感を持ってるし、フォスフォフィライトの行動にも違和感は感じなかった。一気に読んだおかげで、そういうストーリーだと受け入れられた。
 
1、絵がいい。
「上半身は少年、下半身は少女を意識している」という作者の意図通り、唯一無二のデザインになっていると思う。
宝石の国』のファンアートを描くにあたり作者・市川春子さんの絵のまま模写や練習をしたのだが、この画風は今まで出会った事の無い感触だった。楽しかった。
元々、宝石とは美しいものである。
宝石の擬人化という前提があるので、美形キャラばかりという点にロジックがあり、読みやすかった。
(好きな漫画を見て頂ければ分かると思いますが、筆者はイケメンばっかり出てくる漫画は苦手です。夢がなくてすいません。)
 
2、世界観がいい。
舞台が現実的だと、共感はしやすいが違和感を感じると没入感が薄まるというデメリットがある。
“遥か未来の地球“というSFではメジャーな舞台だが、それが明かされるのは、読者にキャラクターの魅力がしっかり伝わり、フォスフォフィライトの事を応援したい気持ちが育ってからだ。
世界観説明の引き算が上手い。
穏やかな自然の中、少年とも少女ともつかない魅力的なキャラクター達が、”先生”と呼ばれる唯一ハッキリとした男性のもと、正体不明の仏のような敵と闘う。
“先生”は僧侶の姿で、強い。
宝石たちも武器を手に戦うが、負けると体を敵に持って行かれてしまう。
敵の目的は何か?
“先生”は強いのになぜ毎回宝石を守らないのか?
説明が無いので「そういうものなんだ」と、読者は宝石たちと同じ目線で世界観を享受する。
説明が無いのに納得できるのは、単純に絵が上手いからだと思う。
キャラクターだけでなく、硬物・軟物・個体・液体・闇・光、描く全てがシンプルという統一性でデザインされている。
絵が上手いから、後半につれて、『宝石の国という物語の主軸がエグい本性を表して来てもサラリと読み飲み込めてしまったのだ。
 
3、キャラクターがいい。
無性の宝石人間たち、人間よりも遥かに長い寿命を生きる。
物語の時間の流れは壮大で、100年とか200年とか普通に越す。
後には1万年すらも。
有機的な営みが必要ないから、遊んだり研究をしたりと悠々自適に日中を過ごし、たまに闘い、夜はみんなで眠りにつく。
理想の学校、永遠の学生。
プラトニックな人間関係ゆえに、清純な女子校を思わせる。
宝石達の生活はロマンティックで、(戦闘以外は)楽園の日々と言える。
我々有機的な人間は、そんな宝石達の生活を覗かせて貰っている。
それぞれの宝石の思考や、人間(?)関係を理解する(読ませて貰う)事で、理想の女子校を覗いている背徳感もある。
しかし彼らは宝石。
性の概念が無いというのがまた唯一無二の世界を作っていて、色っぽさや愛情なんかを感じるのはしょせん、観測側の我々人間にしか無い感性なのだ。
 
…そんな綺麗な世界観にハマった友人には悪いが、読了した今、この舞台設定すら主軸物語の伏線だったと思う。
 
4、フォスフォフィライトの成長
フォスフォフィライトは無邪気で無力だった。
フォスが力を望まず、“ありのままの弱い自分でい続ける”事を受け入れていたら、『宝石の国は楽園ほのぼの日常まんがになっていただろう。
しかしフォスは強さを望み、それは(彼の)楽園を失う事と同義だった。
他の宝石は、変化を望んでいなかった。
変化するという思考すら無かった。
他の宝石は、疑問を持たなかった。
フォスだけが、世界を理解しようと知識を望んだ。
振り返ってみれば、この行動こそがフォスを人間たらしめるものだった。
だからフォスフォフィライトでないとダメだった。
動物に無くて人間にだけある欲求、それは“知識欲”だから。
 
5、推しはフォス
最初は「主人公こんなに見た目変わったら分からんだろ…」と否定的だったのが、逆に「宝石の国でしか出来ん事や…!」とハマった。
どのフォスも好きだ。
最初の可愛いフォスも好きだし、キリッとしたアゲートフォスも格好いいが、ラピス・ラズリの頭脳を手に入れて無敵モードになった後、真実を知り月で打ちのめされたフォスがたまりませんでしたね。
ドン底に落とされてから這い上がっていくキャラクターが好きなもので。
フォスは結局、這い上がれずいわゆる“闇堕ち”してしまったが、そこにはエクメアの策略が絡んでおり、筆者的にはフォスが悪いと全く思えない。
エクメアにいいように使われ、彼の目的のために利用された被害者だ。
 
宝石の国』を読んでいた頃、会社のゴタゴタに巻き込まれていた。
だから月世界編のフォスに自分を重ねて感情移入していた。
宝石の国』を読んで、フォスに対する感情は人様々だと思う。
自分にとっては、つらい時期にを一緒に歩んでくれる救いだった。
落ち込んでいると、キャラクターが幸せになる物語では救いが得られない時もある。
だから自分は『宝石の国とフォスフォフィライトが好きになった。
 
前置きが長くなりました。
筆者がフォスフォフィライトというキャラクターに抱いた感情は、『共感』でした。
無を望む事は逃げる事。
無を与える事は生きる事。
 

-中間管理職が読む『宝石の国』-

 
目の前の事を一生懸命やっていたら、いつの間にか取り返しのつかない所まで来ていた。
気づけば自分ばかりやる事が増えていて、あれっあいつら何で仕事一個しか担当してないの?
“知りたい”や“行ける所まで行きたい”なんて感情は、独りよがりな物だと初めて知った。
利用されるだけ。
意欲の無い人間にやらせるより、意欲のある人間にやらせる方が楽だからね。
あーあ。
 
でも、後悔はしていない。
性に合わねーんだ、自分の感情に従わない事は。
知りたかったから学んだ。
行きたかったから上を目指した。
他人(上)に利用されていた事はショックだが、それでも自分の行動は変わらなかったと思う。
 
フォスだってそうだろう?
違う自分を目指して踏み出した行動は、他者(宝石)からしたら「なんでそんな事やってんの?笑」だ。
だって、あんたらがさぁ。
あんたらがやらなかったからやったんじゃないか。
その行動は“必要とされていなかった”。
この空回りは残酷で、フォス目線でストーリーを追っていた人はしんどかったと思う。
「フォスがいない時の方が平和」
「フォスがいるからトラブルになる」
「フォス(の行動)はイタい」
このような感想を見かけた時は辛かった。
こういう感想を持つ人々と、フォス不在中に平和を謳歌する宝石達を同族に感じた。
もちろん、キラキラした理想郷での日常を楽しんでいた読者にとってはフォス目線のストーリーがしんどいどころか、望まぬ物を見せられているという気持ちだろう。
でも、これはフォスフォフィライトの物語だ。
自分の気持ちに正直ゆえ日常を壊して変化させる物語だった。
 
新しい仕事をどんどん覚えるのは苦ではなかった。
自身の性質と会社の欲求が合致していると喜ばしかったから。
それは見せかけで、自主的に動いている、と上手く思わされていただけだ。
エクメアも、フォスの“人間としての素質”に気づき、上手く動かした。
エクメアは会社にいたら出世早いだろうな。嫌いだよ。
 
現実離れしたキャラクター達は、魅力の一つだ。
純粋で無垢。
性善説の擬人化とも言える。
フォスだけが、無垢を捨てていった。
嫉妬と暴虐の種が芽吹いて、月で苦悩する様は地上の宝石達とは真逆の姿だ。
性質の反比例、それは人間性の獲得と同義だった。
自身について苦悩するフォスの姿は、どうしたって“人間らしい”と感じた。
現実離れした宝石達より、淀んだ感情の中で泥を掻き分けるようにもがくフォスの方が、人間らしくて好きだった。
我々有機的な人間と同位にある矮小さが、愛おしかった。
だから月世界の途中くらいかな、「フォスは人間に近づいている」と感じた。
三族のうち、=骨(宝石)と肉(アゲート)は手に入れているから、あとは魂(月人)が宿れば“にんげん”が完成するな…と展開を想像していた。
実際、エクメアの策略が“フォスを人間にする”という点は想像通りだったが、目的が“金剛が人間と認める存在を造り、祈らせ魂(月人)を無に帰すこと”だったとは…。
いや、それは分からんよ。
逆にそこまで読めてたら面白くけども。
 
それも失敗したエクメアは、次の手に“フォスの金剛化”を図る。
そしてそれが成功する。
1万年というフォスにとっては牢獄の、月人達(宝石含む)にとってはあっという間の享楽を経て。
フォスの姿は完全に人の姿を得ていた。
凄いなと思うのは、成人男性の姿だった事。
少年期が終わり、成長しきって完成した“にんげん”の姿(あとに待つは老化のみ)。
 
「あれは誰だろう?かわいいね」
 
というセリフにショックを受けた読者は多い、ていうか全員、と信じたい。
 
自分に重ねて涙が出た人もそこそこ居た、と信じたい。
気づけば新人の頃の気持ちは無くなっているんだ。
22歳の純粋さに、もう二度と取り戻せない自分を重ねて、重ならないと気づいて、自分の当時を思い出そうとして、思い出せない事に気づいて、記憶のなかの自分は全くの別人になっている。
記憶のなかの自分に「あれは誰だろう?かわいいね」と呼びかける。
そして走り去ってしまうんだ。
 
フォスの切なさを知らない人たち。
変化してこなかった人たち。
でも、悪者はいない。
みんな、好きに生きてきただけなのだから。
悪者はいない。
それでいっそう、つらさが際立つ。
 
フォスフォフィライトの苦しみは、辛さは、誰にも分かって貰えない。
ただ、エクメアと金剛先生は、せめて同じ視点を持っていたしフォスを理解する事も出来ただろう
ただ、ふたりは歳を取りすぎた。
疲れてしまったんだ。
やる気のある若手を利用する事しか策が思いつかなくなっていた。
「フォス…今度一緒に飲もうな…」と心で語りかけるばかり。
 
フォスだけが人間化の対象になったかというと、そうではないと考察している。
エクメアが“にんげん”の“魂”であるから、宝石(“骨“は無機的)と違って恋愛感情を抱くのは自然な事と思う。
その対象がカンゴームだったのは意外で面白かった(「閻魔大王が宝飾品として好んだ」みたいな逸話があるのかもしれないが、ネット検索ではヒットしなかった)。
カンゴームもまた、”骨”でありながら恋愛感情を知り、エクメアを受け入れた。
それまでのプラトニックな『宝石の国』の世界観との、明確な区切りだった。
 
実際、「カンゴーム 宝石」で検索すると、『宝石の国』関連ばかりだし「気持ち悪い」という感想がほとんどだった。
当然というか、それまでの現実離れした無垢な世界観を、現実的で不浄さすら漂う世界観に180°変わってしまったのだから。
これは作者が悪いと思う(笑)
ただ、102話を読み終えて振り返った時、フォスと対の存在として“エクメアに愛され恋愛感情を知ったカンゴーム”は重要で必要だった。
月世界編において、第2の主人公的描かれ方をしたしね(なんでイチャイチャドライブ編とか見せられてんだろう?とは思った)。
 
1つ、前述のように世界観の変化を描くため。
3族の統一に向けてストーリーが動いていく以上、バラバラになっていた“にんげん“の要素をひとつにしなければならない。
宝石達が担っていた”無垢さ”と、月人が担う“俗っぽさ”を繋ぐ事は、フォスには難しかった。
フォスはすでに骨(宝石)と肉(アドミラビリス)を繋いでいたから。
何より、主人公だから。
“俗っぽさ”はつまり、“有性”を表す。
宝石の国』で揺るがしてはいけない点に、宝石達が無性であるという設定がある。
これを揺るがさないと3族の統一には向かえない。
そこでカンゴームが登場だ。
フォスにこれをやらせたら、訳がわからなくなってしまう。
実際、カンゴーム自身は幸せだが読者からはメチャクチャ嫌われた。
もしフォスがカンゴームの役割を担ったら、『宝石の国は打ち切りだったかもしれない。
 
2つ、エクメアの選択肢として
フォスフォフィライト自身の変化は内省的である。
あけすけに言えば、“自分探し”と断ぜ、そこに他者の影響はあまり無い。
カンゴームは“恋愛”によって変化したが、それは他者がいないと成り立たない。
愛によって変わったのがカンゴームであり、フォスの孤独と対になる。
骨のフォスは肉(アゲート)を得た。
骨のカンゴームは魂(愛)を得た。
筆者は、そのためにカンゴームも“にんげん”になる可能性があったと考える。
エクメアがフォスを“にんげん”に選んだのは、ただ“好きじゃなかった”からに過ぎない。
宝石の国』の性別は一言で説明できず複雑だが、フォスとカンゴームは同じ立場にあると考えて読んでいたから、ふたりを分かつものが“エクメアの愛情”だったのがたまりませんね。
知性が向上すると結婚率が下がるという、我々人間社会への痛烈な皮肉のようにも感じました。
 
与えられた仕事を一生懸命やっていたら周りはどんどん結婚していって、取り残された会社員みたいなフォスフォフィライト。
あれは誰だろう?かわいそうだね。
あれはどこにでもいるひとりの人間だね。かわいそうだ。
ただフォスが人間と違うのは、取り残された事に気づいた時にはすでに同じ立場の者がいなくなっていた事だ。
フォスは“にんげん”になりかけていたし、宝石もアドミラビリスも全員、月人になってしまった。
筆者は、「あれは誰だろう?かわいいね」というセリフより、「私(わたくし)は初めからずっとひとりだったのです」「この一万年と少しの間には 何も無かったのです」というセリフの方がずっと辛い。
意地っ張り、ここに極まれり。
後悔したり、諦めてもよかったのに。
「ずっとひとりだった」と思う方が楽だし傷つかないけれど、そう思わなければ、壊れてしまったのだろう。心は。
心を守るためにフォスは、あなたは、”にんげん”を超越したんだね。
 
誰もいなくなった地上で、フォスが次に出会ったのは“芸術”だった。
物語としては、これまでの謎に決着がつき、張りつめたテンションが緩んだ99話。
「これから先何を語るんだろう?」と予想がつかなかったが、新生命体の“石”の登場と、孤独を癒すツール/石とのコミュニケーションツールとして“音楽”が使われる事に感動した。
先の展開は予想できないし、フォスのこの先を、ただ見届けたい。
生きる事に真面目すぎたフォスフォフィライトは、無に帰される事を選ばず生きる事を選んだ。
だから好きだ。
傷ついても汚れても生きようとするひと。
死に逃げるひとたちよりよっぽど美しい。
フォスフォフィライトは一番美しい。
 
石の時代になって、初めて芸術が登場した事に気づく。
(レッドベリルやクイエタの洋服製作は別として。“自己表現”としての芸術という意味で。)
苦悩の果てに独りになったフォスが、争い果てて「何も無かった」と言い切ったフォスが、『石』の歌に感動する。
なんというか、傷ついたひとを救えるのは文化とか芸術なんだなぁと思って、しんみりした。
こんな姿になってやっとフォスと繋がった気がした。
そこには茫漠とした感動の時間が流れていた。
 
遠い遠い世界を想像する時、我々は日常を忘れる。
目を開けば窮屈な社会と会社に四方を固められているけれど、それは、たぶん、我々が“人間”であるどうしようもない証明だ。
人間は、その四方の壁の中から、自由な草原で歌うフォスを想える。
はるか過去に居る中間管理職は、フォスフォフィライトの幸福を心から祈っている。
 
漫画という娯楽に支えられて日々は続く。

大団円3回行って比べてみた

 

 

【うろおぼえセットリスト】

※3回目にしてちゃんとカメラオブスキュラ聴き込みました。曲順は自信無いですが曲名は大丈夫です。

 

螺旋をほどく話

スマート製品

戦争がはじまる

聖者たち

完璧な庭

 

自家製ベーコン

町A

 

ドッペルゲンガー

旧市街

あなたのなかの忘れた海

石化する経済

机上の空軍

カセットテープ

 

中央競人場

水晶体

ミネルヴァ

スルツェイ

ヨーロッパ

 

 

  • スマート製品

音源聴き込んでからライブ見て良かったNo.1

轟音で始まるぶん間奏のギターが耳に残る。

間奏の演奏手元を見るために大阪追加したと言っても過言ではない。

「捧げて」が好きすぎる。

あとグイングインのベースも見られて良かった。カッコよかったー。

 

  • 戦争がはじまる

音源聴き込み率No.1

若干喉の調子悪いのかな?と感じたものの、ちょっとザラついた感じがめちゃくちゃ良くて、喉しんどいとは思うけどこのまま行って貰っても良かった。この後普通でした。

「ベイビー 錆びたリュックをくくりつけ」から始まる一連のサビの、演奏風景を見たすぎて大阪追加したと言っても過言ではない。

いや〜〜ギター上手いですね!!(混乱)

ベースも上手ですね!!(錯乱)

サビに向かって盛り上がっていく、ドラムの緩急のつけ方が大好き。(正気)

またライブで聴きたい。見たい。

 

  • 完璧な庭

小さく歓声が上がった!わかる!

来た甲斐あった。

いつなんぼ聴いてもええですからね。

サラッと弾いてるけどやっぱエグいよなぁ。

 

  • 自家製ベーコン

スルメ曲。

聴けば聴くほど好きな箇所が出てくる。

乾いたドラムの音が気持ちよかった。

<心に闇などない>って出だし、良いっすよね~~

 

  • 町A

5年前の大阪でも聴いたなぁと懐かしくなった。

あの時と住む所も変わったし、同じ感情は抱かなかった。

ただただ揺れる会場の人影と、ともに体を揺らす事が楽しかった。

3人のコーラスは迫力があってやっぱり好き。

喉も楽器の一つと数えているので、単純に楽器が6つに増えるわけですからね。

てか全員歌いながら演奏できるPeopleが凄いよな。

 

こっちもスルメ曲。

音がただただカッコよくて集中しちゃったので、歌詞に浸りたかったら音源の方が良いかも。

カッコいいー。今後もライブでやってくれー。

 

  • 旧市街

Camera Obscuraがループ構造になっているという解釈を読んだ事もあり、王冠を瓜二つの人物に渡してループする『旧市街』のPVを思い出して、勝手に鳥肌を立てていた。

osouonna.hatenablog.jp

 

  • あなたのなかの忘れた海

演奏終了する時、ギターの弦の音だけが余韻を残して消えていった。

とても良かった。

 

  • 石化する経済

演奏風景を見ていると、カメラオブスキュラの中で一番シンプルな曲だと思う。

東京公演で“楽器より歌がメインぽいから大変そう”と感じたが、それを思い出した。

こちらとしては存分に歌を聴かせて貰って非常に嬉しいです。乗りに乗ってました。歌うまいなー。(語彙力0)

 

  • 机上の空軍

他公演よりスローテンポだった。

ゆっくりのんびり進んでいくのも、良いですなぁ。

 

  • カセットテープ

最後のコーラス永遠にやって欲しい。

 

  • 水晶体

主旋律(?)となるメロディを弾くのがベースでびっくりした。

曲が始まる前、あの「るーるるーるる」にあたるメロディがベースで弾かれていた。

あの低音のるーるるーるる、めちゃくちゃワクワクした。

そっからの、バチンと照明が点いて演奏が始まるわけですよ。

アッガる〜〜〜〜!

好きな曲だから最高なのは勿論だが、ダイゴマンがコーラス時は手元見ずに叩いてるのが凄すぎてずっと見ちゃいました。

マイクが観客側にセットされてるじゃないですか。

観客側をずっと見ながら叩いてるんすよ…何が起きているんだ…

今回久しぶりにドラム側で見られたのですが、改めてヤバさを突きつけられましたね。

 

  • スルツェイ

私事だが昼間に映画『怪物』を見た。

「君はかわいい怪物のようだった」でバチンと映画の場面を思い出して、そこからどんどん映画とリンクしていった。

観てない方は是非。

(歌詞だけじゃなく音楽の雰囲気自体が『怪物』に合ってると思う。)

人の動きが若干あって、ドラムが見えづらくなった代わりに波多野さんがよく見えるようになった。(中央の福井氏は永遠に見られました)

ベースがドラムをよく見て音合わせてるのが分かった。

3楽器のパワーバランスを調整する事も、スルツェイのように同じパワーで全員演れるのも、本当に凄い。

間奏、圧巻。

 

  • ヨーロッパ

「中毒 中毒 中毒」

様々なバリエーションの中毒をどうもありがとう。

叫ぶでもなく語りかけるでもなく、只正面に言葉を突き刺すような最後の「君の胸騒ぎが本当になるといいな。」

3公演(5月東京、6月京都)行って、1度も同じ歌い方でなかった。

様々な表現で聴けた事が幸福だった。

いつも通り、後奏は圧倒されるし目が忙しいし、それがいつも通りである事に改めて敬意を感じた。

MCで言っていた“妥協せずに”という言葉は嘘じゃないと信じられる。

妥協したらあんな演奏は絶対にできない。

 

 

 

~以下、MC覚え書き~

 

  • あいさつ

波「湿気の中…元気ですか?」

 

  • ラジオとセンス

ダ「昨日、ラジオの生放送に僕と健太が出演しました。聴いてくれた人分かると思うけど、め〜っちゃ褒めてくれるのね。俺も健太も、もちろん波多野くんもだけど。」

波「バンドマンが儲からないという事が徐々に分かられて来て…いや、僕達は儲かってますよ?今日も自家用ジェット機で来ました。」

ダ「伊丹空港まで。」

波「そんな中…People In The Boxを呼ぼうなんて、それだけでラジオの気概がね。センスありますよね。」

ダ「パーソナリティの人もお客さんもそうだけど、センスあるよ」

波「(梅田クアトロ)多分、今日ここに500人くらいいると思うんですけど…普段こんなにたくさんの人が聴いてくれてると実感の無い生活をしているので…こんなにたくさんセンスのある人達が集まってくれて嬉しいです。カメラオブスキュラのCDは映画のように、細かい所まで作り込んでいますが。ライブではカメラオブスキュラの世界を立ち上げるので…楽しんでください。」

 

  • 南の島

ダ「今日初めてPeople見る人〜?…結構いる。

どこに隠れてたの?15年前から待ってたよ!」

ダ「ちなみに今日、自分が一番遠くから来たと思う人〜?どこ?」

石垣島

会場「!?(拍手)」

メンバー「!?」

健「行ってみたぁい…」

波「僕と福井氏は割と南の方の島好きだからね」

ダ「………   似合わないよ?」

ひどい笑

ダ「僕は家族で沖縄行きましたね。」

波・健「いい↓なぁ↑〜〜」

インスタに半裸の俺の写真あるから今いいねして。今。」

健「(笑)」

波「2015年か2016年…9年前沖縄行った時に、滞在しようとしたんだよね。」

健「都道府県ツアーの時だね。」

波「演奏はちゃんとやるよ?でもその後はもう…凄いよって」

ダ「したの?」

健「いや、台風来てたんだよね。確かバンドで用事があって。」

波「明日飛ばなかったら帰れなくなっちゃうから、安全なフライトで帰った」

近くの人が「福井氏…」ってボソッと呟いたのおもろかった

心の底からの「いいなあ〜〜」もおもろかった

 

  • イギリスのキッズ

波「Spotifyの、全世界で一番聴かれてる国はアメリカだった(笑)」

ダ「アメリカ行きたいね!むしろ呼んで!」

波「アメリカには…センスのいい人が多いですからね。」

ダ「11年前ぐらいかな、僕らイギリス行ったんですよ。リヴァプール。(現地の人が)ナメてるんだよね、JAP!みたいなさ」

波「そんなことはないと思うけど(笑)」

ダ「だって覚えてるもん!ドラムの位置が真ん中だったから、前に出したいって言ったら『できない』って言うから、俺キレて『じゃあもう帰る』って言った。通訳さんが一番焦ってた(笑)何とか通訳さんが言ってくれて、『フン!』って感じでドラム動かしてくれたの。で、始まったらさっき『フン!』てしてたキッズたちが柵越えてるわけ。で、俺らの後ビートルズのパクリみたいなバンドで、そのドラムは上手いんだけど、ペダルが壊れちゃったみたいで。さっき『フン!』ってしてたヤツのペダルを直してあげたんだよ。終わった後めちゃくちゃハグされた。」

波「良い話だ。…そういえばアンプも1以上にするとダメだったなぁ。イギリスは古い建物を大事にするから…1以上にすると建物ごと揺れる。だったら1以上の目盛を作らないで欲しい…」

ダ「向こうの電圧がね。ガンッッて上がっちゃうんだよね。」

 

  • こんばんは

ダ「こぉんばんはぁ!」(エコー)

会場「こんばんはー!」

ダ「…良いね。エコーかけると横浜アリーナみたいな響き方するね。(お客さん向けに)エコーかけてこんばんは言える権利売る?500円で」

 

ダ「グッズを作りました…Tシャツです!」

会場「(拍手)」

ダ「大丈夫?知らないおじさんが町角で『Tシャツです!』って言ったら拍手するの?しないよね?…俺だからみんな拍手してくれてんだよね!」

会場「(拍手)」

何このノリ笑

ダ「みなさんの中のナチュラルを思い浮かべてください。…この色(Tシャツ)ナチュラルだと思う人〜?」

会場「(ちらほら)」

ダ「そしてこちら…(もう一枚Tシャツ)白に見える人〜?」

会場「(いっぱい)」

ダ「でもこれオフホワイトなんです!…いや待って。俺が勝手にオフにしてるだけかもしんない。(確認中)…これは白です。気合の入ってる白。」

健「…オンって事?」

ダ「そう。オフじゃない時の白。」

気合入ってる白(オンホワイト)でめちゃくちゃ笑った。悔しい。

 

  • こんばんはの完成度

ダ「昨日梅田歩いてたらさ、トートバッグ持ってる人いない。梅田って近所のスーパーみたいな感じじゃ無くて、ちょっと気合入れてく所?どうなの?」

会場「(うん…まあ…)」

ダ「どうなの?」

波「さっきからね、高熱の時見る夢みたいな光景だと思ってる」

ダ「(笑)」

波「こんばんはー!(元気)ぐらいからずっと。」

健「(笑)」

ダ「俺、年々こんばんはー!上手くなってる気がするんだよね」

波「こんばんはの完成度は確かに。」

ダ「こんなに声出るアラフォーいないよ?年々声が通るようになってる。」

健「でも今だに慣れない。」

ダ「えっ?」

健「いつもビビる。」

ダ「(笑)」

 

  • フライトタグ

ダ「この前仙台(ライブ)でPeopleのTシャツ着てる人いたから『ナイスTシャツ!』って声かけたらさ……その人スーッと行っちゃった。」

会場「(笑)」

健「メンバーの顔知らないんじゃない?」

ダ「え!?ライブ見てるのに!?」

健「うん。だから先に『ライブ見ました?』って声かけた方がいいよ。」

ダ「『ライブ見ました?ナイスTシャツ!』って?」

健「(笑)」

ダ「そういや使ってる駅でもフライトタグつけてる人この前見たの!…ナイスフライトタグ!って声かけてもいい人どんぐらいいる?」

会場「(割といる)」

波「でも我々中年男性は色々気をつける事が多いから…『自称バンドマンにナイスTシャツ!って声かけられました』なんて言われたら…」

ダ「自称バンドマン…(笑)」

健「自称バンドマンって何なんだろうね。バンドマンって悪いイメージなのかな。」

波「悪いでしょ〜!褒められる事も無いしさ…」

会場「\かっこいいよー!/」

波「えっ………何、急に……そういうのは逆効果…………ありがとうございます………」

隠を感じて安心しました。分かります分かります。

 

  • CD

ダ「あとCDです。」

波「CDは何より綺麗ですからね。裏面とか。あと鳥を避けます。」

何だと思ってるんだろう(笑)

波「たぶららさっ……。タブララサが出てから3年半。……口ではタブララサって言おうとしたんだけど、口がカメラオブスキュラになっちゃった。3年半…変わった事もあれば変わらない事もあって。僕たちはこれからも妥協せずにやります。」

凄く良い言葉だなと思った。

 

  • 残りわずかとなりました

ダ「People In The Box…残りわずかとなりました〜!」

会場「えーー!」

ダ「良いねぇ〜。あと何曲やると思う?」

会場「10曲」

ダ「10曲!?(笑)…いい感じにやってくんでよろしくぅ!!」

 

 

 

人生最初で最後の遠征、と思い東京・京都・大阪へ行ってみた。

題を「比べてみた」としたが、比べたかったのはその土地ごとの雰囲気である。

結論から言ったら、大阪が一番楽しかった。

 

東京が一番行きやすくはあるのだが、他の土地へ行ってみて実感した。

東京は人が多すぎる。

人の目を気にしてしまう。密度が高いから気を遣う。

これは悪い事ではなくて、東京で生きていく以上必要なサバイバル術だ。

日本第二の都市大阪は、思ったより人口密度が高くなく、丁度良い人の隙間と、(大阪だから、かは分からないけど)メンバーからの投げかけに自然に答える人が多くて楽しかった。

腕を上げて楽しむ人、間隔を空けてゆらゆらリズムを取る人、度々湧き上がる歓声。

その中に入る事は(関東人でもあるし)難しそうだけど、また大阪でライブを見てみたいな、と思った。

観客も含めて鑑賞に値する。

 

5年前に大阪へ行った時、めちゃくちゃ長文の『町A』の感想を書いた。

「これを読んでもらうために、出来る限りの事をしよう。」

全曲感想を始めた理由の最後の一つは、実はこれである。

読み返すと、少し梅田という場所についてネガティブな気持ちを抱いていた。

変わったのは、町か自分か。

何にせよ、停滞せず流動していく感想に、感情に、健全さを感じて良しとしよう。

 

流動は健全だと思う。

3公演のどれも、People In The Boxはエネルギーに満ち溢れていた。

前述の通り、『ヨーロッパ』は様々な表現を見せてくれた。

そして「また見たい」と思わせてくれる、旅に出る動機を与えてくれた。

感じて動くと書いて感動。

大団円を追いかけたのは、感動したからだった。

 

 

 

磔磔リベンジとCamera Obscuraの答え合わせ

2023.06.03

People In The Boxの大団円 京都

 

※セトリのネタバレを含みます。

※『Camera Obscura』を未聴のため新曲のタイトルが分かりませんでした。「これだったら良いな」とタイトル予想をしていました。

※個人的ツアーファイナルだったので、『Camera Obscura』を解禁しました。解禁後、タイトル予想との答え合わせをしました。

 

磔磔リベンジとは

酒蔵を改装したライブハウスというのが想像つかず、いつか行きたいと思っていた。

5年前の『Kodomo Rengou』ツアーでチケットを取っていたが、豪雨で京都に行く事が出来ず、大阪振替公演に泣く泣く変更した。

次にチャンスがあれば絶対に行こうと思っていた。

今がその時。

 

建物自体は割と・・・何ていうか・・・普通のライブハウスでした・・・笑

(自分が一つだけ願いを叶えて貰えるなら渋谷クアトロの柱をぶっ壊すと決めているのですが、クアトロ以外にもぶっ壊してぇ柱ができました。)

 

違うのはお客さんのノリだったのが面白かったです。

距離が近いからか関西のノリなのか分かりませんが、MCのレスポンスも多かったし、歓声を上げる人が多かったり(自分もそっちのタイプなので嬉しい!)、ミネルヴァで腕上げて乗ってる人がいておおって思いました(気持ち分かるぜ!)。東京では腕上げてる人見た事無かったので・・・。いたらすみません。

ヒューリックホールでは良い意味で気取った格好良さを感じましたが、磔磔ではもっと近しいロック兄さんって感じで、土地によって変わるのが興味深かったです。こうして追っかけって出来るんですね。

いや、多分今年は最初で最後の追っかけです。

これから先の人生、こんな無茶は出来ないと分かっているので・・・”どうか後悔の無きよう”チケットを取りました。

 

 

【うろ覚えセットリスト】東京と(ほぼ)一緒でした。

  • 螺旋をほどく話
  • 予想)戦争がはじまる 正)スマート経済
  • 聖者たち
  • 自家製ベーコン
  • 町A
  • あなたの中の忘れた海
  • 予想)中央競人場 正)戦争がはじまる
  • DPPELGNGR
  • 旧市街
  • 予想)石化する経済
  • 机上の空軍
  • 予想)カセットテープ

〇中央競人場 (メモ無 正しいセトリ調べた所、この位置)

  • 予想)水晶体に漂う世界
  • ミネルヴァ
  • スルツェイ
  • ヨーロッパ

 

 

●予想)中央競人場 正)戦争がはじまる

最初の囁くような「らん、らん、らん」のコーラスがなんだか可愛い。

サビに向けて徐々に強くなって(クレッシェンドして)いくドラムがめーちゃくちゃ格好良かった。

残念ながら座っているダイゴマン、一切見えなかったけどね・・・。悔しい。

(整番24番だったんですけど、台風の影響で新幹線が2時間半遅れ、17:40に京都駅着いたのでムリでしたね。間に合っただけでも良かったわいね。)

 

なんかやたらこれ好きで、途中から「葬式で流してくれ~~~」って思ってました。

解禁後曲名見て「葬式で流したらダメな曲名だな」って諦めました。

 

●予想)石化する経済

消去法でしたが予想、的中。

しかし「そうよって」だと思った歌詞が「象よって」とは思いませんでした。

前回記事で”歌詞を見たいカメラオブスキュラ第一位”って書いたんですが、見たら混乱しました。

ピープル”らしさ”を浴びたな・・・これよ、これ。こういうのよ。

 

●予想)カセットテープ

ヒューリックホールと全く一緒で「時間巻き戻れ」と願った曲。

だからカセットテープだと思った。

合っていたので鴨川までの道すがら、四条通りでニヤァ・・・笑ってしまいました。

 

夜の鴨川が見たくて、歩きながら『Camera Obscura』を解禁したのですが全部良かった。びっくりした。

中でも『ドッペルゲンガー』『戦争がはじまる』『水晶体に漂う世界』『カセットテープ』を延々と聴いているし頭から離れない。

 

3ピースバンドが好きな理由の一つに、全員でコーラスするのが好きというのがある。

全員が同じ方を向いて歌うっていう風景に、”この瞬間の音のために全てが存在している”完璧さを感じて心地よくなる。

難しい事言おうとして伝わりにくくなって申し訳ないが、何度考えてもこの文になってしまう。

歌詞を見て更に感動しましたよ。

<優しいポルターガイスト 放っといても問題ないよ>

<贖う時代精神(ツァイガイスト) 驚いて笑い飛ばして>

こんな難しい言葉をさぁ歌詞にしてさぁ音は明るく楽しく前向きなのにさぁこのギャップが・・・好きなんですよね~~。

それを、コーラス2人が歌詞を理解して歌っている。

その事実が感動的なんだけど・・・難しい事言おうとしてますね。やめましょう。

(ちゃんと固めて、全曲感想の際に。)

 

●予想)水晶体に漂う世界

「これが<水晶体に漂う世界>じゃなかったらおかしい」と自然に思った曲。

合っていたのでちょっと鳥肌立ちました。

3人のコーラスをどこまでもいつまでも聴いていたくなる気持ちのいい曲。

それでいて終曲に向かって行く緊張感を伴っているから、演奏する身体とハモらせる喉が同時に存在しているのがおかしい。あの人たち3人ともおかしいな。(最上級の褒め言葉です)

<ローリング、サウンド、カメラ、セット、アクション>のリズムの良さと、タイミングの合わせ方と、テンション上がらない方がおかしいよね。

<視たい>とか<青い世界>とか、水晶体(眼)をイメージさせる単語が登場するので分かりやすく、そういう意味でキャッチーな曲だと思う。

 

解禁後<頭上キラリ、光>のとこが好きすぎて落ち込みました。

「時間戻って欲しい・・・もっかいライブでちゃんと聴きたい・・・何故・・・まだ新曲聴いてません、ライブで初めて聴きたいので(キリッ)とか言ったんだろう・・・バカめ・・・っ!へただなあ。欲望の解放のさせ方がへたっぴさ・・・!」

時間戻れ・・・マジで・・・

 

●ミネルヴァ

あっ・・・(察し)

 

●ヨーロッパ

ポエトリーリーディング部分、ヒューリックホールとは違ってお話を”読む”ようだった。

音源に近くて聞き馴染みのある歌い方だったが、まだヒューリックホールの声にならないシャウトの衝撃が残っている・・・。

 

ヒューリックホールの時と状況が少し進み、胸騒ぎは本当になりかけている。いや、胸騒ぎを本当にするのは自分の意思だと気合を入れている。

だから最後に叫ばれた<君の胸騒ぎが本当になるといいな!!>という力強い声に応えようと思った。

そしてまたいつか、「本当にしてやったよ」と何でもない事のように笑って、またライブ会場で『ヨーロッパ』を聴きたい。

 

 

●MC:水道水

ダ「熊本ってさぁミネラルウォーター出るらしいんだよ。熊本の人いる~?水道水からミネラルウォーター出る?」

観客「地下水です!」

ダ「あのホテル嘘ついたー!!水道からミネラルウォーター出るって書いてあったもん!」

波「水道水飲めるのって日本だけらしいよ。」

ダ「北京行った時に水道水で口ゆすいじゃダメって言われたよ。」

健「シャワーは?」

ダ「いや、それがさ、シャワー浴びてる時に口ゆすいじゃったんだよ。次の日ダメだった。」

健「検査した?」

ダ「したした。陰性カッコ(一匹も何もいません)って書いてあった。」

健「よかった。・・・いや、俺も地下水育ちだから。」

ダ「岐阜も!?」

健「うん。インドは?」

波「インドは絶ぇっ対にダメだよ!!」(今日イチ響き渡るでかい声)

健「笑」

波「大気汚染で夕陽が紫になってるんだよ。そんな所の水絶ぇっ対にダメだよ。」

ダ「ガンジス川も問題になってるんでしょ?洗剤とか。」

波「そうそう。でも魚いるんだよ。」

ダ「魚いるの!?」

波「出て来たよ。フィッシュカレー。そりゃ出されたら食べるし」

健「大丈夫だった?」

波「大丈夫だったけど、次の日のどの扁桃腺(へんとうせん)の上らへんがブクブクに腫れたね。」

ダ「それは大丈夫じゃないね!?」

健「シャワーは?」

波「広げるねぇ!?あるよぉこの先も!!それは取っておこう!?・・・(ツアー)初日にMC長すぎたんで反省会したんです。」

健「(深刻な顔でコクコクコク)」

2人ともやっちまったって顔してたんで(ダイゴマンは位置的に見えなかった)、多分すごく反省会したんでしょうね・・・笑

そして図らずも初日と同じく、1回目のMCで健康トーク

 

●匹

(グッズのタオル紹介)ダ「クマが・・・3匹。頭?クマって何て数える?」

健「・・・匹?」

波「・・・いや、頭?」

ダ「変な数え方いっぱいあるよね。イカは一杯だもん。パイって何?他にそれで数えられるのオッパイぐらいしか無いよ。」

波「・・・・・・」

健「・・・・・・」

波「僕下品なの大っ嫌いなんですよね!」(今日二番目でかい声)

波「(ところで)ウサギって1羽なんだよね。羽無いのに。」

ダ「この話終わりが無いよ?次いきます」

健「(コクコクコク)」

波「存在は!?1存在、2存在。」

ダ・健「笑」

どっからそんな発想出て来るんだ・・・

結局笑ってしまってすぐ次いけませんでした(笑)

 

ナチュラ

ダ「人によってナチュラルって違うじゃん。俺にとってのナチュラルってグレー寄りなのよ。同じ人いる?」

会場「(結構いる)」

波「だからこだわってたんだ・・・」

健「あー」

波「今、ナゾが解けた。」

ヒューリックホールでもナチュラルの色合い聞いてましたねぇ。

各会場で聞いてたんかな?笑

 

~~~~~

トートバッグ紹介時。

健「でも俺、トートのナチュラルはこれかも。(ベージュっぽい色)」

ダ「それは話変わってくるよ!?グッズによってナチュラル違うってのは!!」

 

●伏線回収

波「15周年を締めくくるPeople In The Boxの大団円。Camera Obscura、これから先も色んな意味を持って来る作品になったと思うので、楽しんで下さい。」

ダ「今日初めてPeople見るよ~って人~?」

会場「(何人かいる)」

ダ「・・・15年前からそこ、空けてたよ!」

このコメント、毎回好き。

ダ「そして15年前からTシャツを作ってました。」

波「そしてこれからも・・・人類が滅亡した後も、荒野みたいな所で・・・Peopleのグッズを作り続けます。我々がいなくなった後もグッズだけは作られるんで・・・。」

どっからそんな発想でるん?

ダ「グッズが1存在やね。」

波・健「!!」

そして見事な伏線回収。

 

 

正しいセトリを調べる前に自分のメモを見返すと、絶対にカセットテープが先で、水晶体に漂う世界が後だったのだが、アルバムの曲順でないから順序に自信が無かった。

調べた後、その順序は合っていた事が分かり、ほっとした。

同時に、”もしかしたら水晶体~が9曲目だったのかもしれない”と根拠のない想像をし、まぼろしのCamera Obscuraを夢想した。

 

聴けば聴くほど繊細さと荒々しさの同居するこのアルバムの不思議さに囚われていく。

リリースツアーだけが、全曲演奏される事が決まっている。

そう考えると、この先のライブでもし一生『DPPLGNGR』『戦争がはじまる』『水晶体に漂う世界』『カセットテープ』が聴けなかったら後悔する。

そう思ってしまい、6月24日大阪公演おかわりチケット取っちゃいました~~~~~~~~~~~

大阪を個人的ツアーファイナルとする。

 

 

People In The Boxはもっと評価されるべき



2023年5月21日

有楽町ヒューリックホール

 

※セトリのネタバレを含みます

※『Camera Obscura』を未聴のため新曲のタイトルが分かりません。「これだったら良いな」とタイトル予想をしています。

※正しいセットリストを調べていません。順序間違いや抜けがある可能性があります。

 

【うろ覚えセットリスト】

・螺旋をほどく話

・戦争がはじまる?

来世来世~~で始まるやつ ゴリゴリなので攻撃的なものをイメージ

・聖者たち

―挨拶

ドッペルゲンガー

曲の前にタイトルを言ってくれたのでこれは大丈夫

・町A

・自家製ベーコン

結構ハッキリベーコンって言ってた

・中央競人場?

ラン(run)、ラン(run)、ラン(run)と聞こえた。走っているものをイメージ

・あなたの中の忘れた海

・机上の空軍

・旧市街

―MC

・(他曲からの消去法で)石化する経済?

・水晶体に漂う世界?

・カセットテープ?

・スルツェイ

・ヨーロッパ

 

People In The Boxは座席のあるホール演奏が似合うと思う。

スタンディングの方が自分の気質には合っていて、じっとしているのは正直苦手なのだが、それでも彼らにはホール演奏が似合う。

舞台は青い照明が薄ら点いていて、一夜限りの美術館の展示品のようだ、と思った。

People In The Boxの音楽にどうして惹かれるのか、自分の答えをやっと掴みかけている。

彼らはバンドという形の芸術家で、ライブは形に残らない作品である。

形に残らないから一瞬一瞬を目に耳に刻み付けたいと思うし、せめて自分が感じた事ぐらい、残したいと思うのだ。

 

 

  • 螺旋をほどく話

ずっと楽しみにしていた新曲で、GWからずっと聴いていた曲を、ライブで聴ける事が単純に嬉しかった。

音圧が凄かった。

自分が初めてPeopleのライブを見たのは中野サンプラザだったが、その時受けた”ドラムの音が心臓に突き刺さる感じ”を今回も感じた。

しかしあの時はドラムの音だと思っていたが、演奏の手元を見るにベースの音の方が強いっぽい。

ベースが心臓に突き刺さってこのバンドが好きになった。

きっかけの衝撃を再び得る事が出来て、何というか、今日は自分の感性のチャンネルがPeopleに合ってるなぁと安心した。

あー、あーああああーあー。

伸びやかなコーラスはライブだととんでもなく気持ち良かった。

音源(Youtube)だと整理整頓されている事が分かったが、演奏ではんもう3楽器の音圧がグイグイ来て耳が忙しい。

これ本当に3人でやってる?

 

  • 戦争がはじまる?

『無限会社』みがある。

ゴリゴリで重い。

照明も赤紫で怪しい感じがカッコイイ。

 

  • 聖者たち

ブログのために『翻訳機~聖者たち』のMVを見まくっていたので個人的に嬉しかった。

いや~~かっこいい。

『螺旋をほどく話』しかり、MVとライブの音圧の違いとか、良い意味での荒々しい演奏が聴けるので、MVを見まくっておく事は自分の為になりますね。

 

ダイゴマンと健太氏のゆるゆる健康トーク(後述)から一転、波多野氏の「ドッペルゲンガー。」という囁きが合図だった。

青と黄色の証明が格好良かった・・・。

点滅によって、ステージ上はシャッターを連続で切った映像のようになっていた。

早く青と黄色で絵描きたい。

これがアルバム1曲目なのかぁ。

攻めてるなぁ。

 

  • 町A

私事だが、前日は地元の方へ出張しており、当日は出張の大荷物を抱えてライブ鑑賞していた。

午前中は地元の友人と小さい観覧車に乗って、地元の風景を眺めながらダラダラ過ごしていた。

地元は千葉だが、田舎というには栄えているし、都会というには何も無い。

そして『町A』に出て来る施設はほとんどある。

典型的な日本の、国道沿いの風景。

だから『町A』は好きだ。

『町A』を聴くと地元を思い出すし、<陽の差す部屋>で『Wall,Window』を聴いていた幸福を思い出す。

 

今日は特に、観覧車に乗ったせいかもしれない。

戻ろうと思えば戻れる地元。

けど心の中から「まだその時じゃない」と何者かが叫んでいる。

地元に留まっていたら、どんな人生を歩んでいたのか想像する。

考える意味など無い事を想像する。

ノスタルジーという言葉では括れない何かが『町A』にはあって、情景描写の言葉の力は大きいんだけど、涙が出るのは演奏に依るものだと思う。

 

サビ後の演奏が本当に凄かった。

胸に迫るというんだろうか。

凄すぎて曲終わった時「あ~~~もうこれ最後の曲で良い~~~これ以上はキャパオーバーだぜ~~~」て思いました。

 

  • 自家製ベーコンの作り方

ちゃんと聞き取れてないけどおいしそうな歌詞だなって思いました。

歌詞ふざけてても演奏はガチだったので、きっとPeopleらしい曲なんだろうな~と想像してます。音源聴きます。

 

  • 中央競人場?

これ本当に3人でやってる?

 

  • あなたのなかの忘れた海

ドラム→ベース→ギター と音が増えていく前奏があまりに格好良かった。

ドラムやベースが心臓を突き刺す感じとは別に、心臓のリズムに合わせてドラムが鳴っているように感じた。

変な自覚はあるけどその時感じた事を素直に表現するなら、自分の心臓がステージにあって、ドラムの音に合わせて脈を打っていた。

なぜか「あそこに行きたい」と思っていた。

演者になりたいという意味じゃないんだけど、自分も人を感動させる側になりたいと思った。

いや、それはずっと前から思っている事だけど、今日はなんだかそういう感動だった。

こんなに沢山の人を感動させるあの3人は何て格好良いんだろう、自分もあっち側に行きたいなぁ。

 

青い照明が座席からステージに向かって順々に光っていた。

それは波のようで、ライブハウスでは出来ない演出だなぁと眺めていた。

綺麗だった。

 

  • 机上の空軍

ブログのために『Talky Organs』の歌詞を見返していたので、個人的に嬉しかった。

何気にライブではレア曲だと思う。

めっちゃ良かった。

<たっとえて、ゆーうならぁー>から<るるるる、るるるる>のコーラスまで、何だか牧歌的で平和で楽しくなる。

<宇宙より広いプラネタリウム

<意味より分厚いディクショナリー>

かなり上位の好きな歌詞たち。

伸びやかに歌われるので、気持ちいい。

 

  • 旧市街

アレンジされてる?

初めて聴くかのような新鮮な格好良さで、マジ初めて聴いた時のように「何だこの曲!?こんなカッコイイ曲この世に存在したのか!?」て思ってしまった。親の声より聴いた曲。

ドラムに近づいて演奏する波多野さん、レアだった(旧市街だったと思うんだけどなー)。

そんな・・・そんな若手バンドみたいな・・・演奏の楽しさを全身で表現しちゃうバンドマンみたいな・・・

一生やって欲しい。

 

音源のように切羽詰まった歌い方ではなく落ち着いていたが、その分サウンドが力強かった。

耳良くないから正確な事は分からんのですが、全体的に音が高めになっていた気がする。

そこにベースがもうゴリゴリに、ドゥルンドゥルンに入って来るもんだからドライブ感というか疾走感が増したというか。

ベースの存在感を強く感じましたが、ドラムももちろんゴリゴリのドリンドリンのバシャンバシャーンで非常に良かったです。

 

  • スマート製品?

スマーート!っていうコーラスがあった気がするのでスマート製品。

聖者たちの始まりみたいにベースがゴリゴリカッコイイやつ。

ギターとベースがバチバチに決めてて、間違いなくライブで見るのが楽しいんだろうな。

圧が凄かった。

今日のライブは何回も「これ本当に3人でやってる?」と思う場面があったが、この曲に関しては間違いなくベース2人位いた。(いないよ)

 

  • 石化する経済?

<ゾクゾクしてもあなたに分けてあげない>

ちゃんと歌詞を見たいカメラオブスキュラ第一位。

以前のライブで聴いた事は間違いなくある。

でも完成した今だからこそ?響いたというか。

カメラオブスキュラで一番好きな予感がする。

楽器より歌メインという感じがした。

大変そうだな~と思って聴いてたら「ゾクゾクしても~」って危なそうな歌詞が聴こえたので、「ああ・・・多分好きだな・・・」

歌詞が聴き取れなくて何を言っているのか分からないのに、サビで急にクリアになってキラーフレーズを”聞かせ”て来る曲に弱い。

これはそのジャンルに入る。

 

  • 水晶体に漂う世界?

ポップでキュートでキャッチーでJ-POPみたいなピープルインザボックス!!

え、こんな曲作れるの??ユニゾンナントカガーデンかと思った。アニソン起用してもろて。

なんですかね・・・なんか可愛い曲でした。

 

  • カセットテープ?

これがカセットテープだったら良いな、と思った曲。

この曲を聴いている最中に「今日の17時半に巻き戻って欲しいな。もう一回17時半からやり直したいな。」と思ったから。

 

  • スルツェイ

聴けたら嬉しいな~と思っていたので大ビンゴ神に感謝。

<まだまだ君は生きなさい>って歌詞はとても強い意味があり好きなのだが、シャウトはしなかった。

その後の凄まじい演奏が雄弁で、「生きろ」と言っているように感じて、本日何度目かの涙が流れた。だいぶ流れた。

位置的な問題かもしれないが、ギターとベースの距離が近く感じたのと、タイミングを測っているような様子が見られてレアだった。

「ドドドド テーレレー↑テーレレー↑」(伝わる?)のピッタリ合わさる演奏、聴く側としては慣れてしまったかもしれないが全く当然ではない。凄い。

 

  • ヨーロッパ

新曲がリリースされ続けても、トリを飾る回数が圧倒的に多いであろう『ヨーロッパ』は凄い。

ギターとベースの準備中?ドラムがイントロを3回程焦らすように演奏していた。

波多野さんが頷いて、満を持して演奏が始まった。

 

ポエトリーリーディングがやっぱり好きだ。

今日は割と淡々としていて、演奏に力入ってんな~とのほほんと聴いていた所へブチ込まれるラスト。

「きみの胸騒ぎが本当になるといいな!」「ああ!―――――――――――――!!!」言葉にならないシャウトがめちゃくちゃ良くて、いやこっちが「うわああーーーーーーーーーーーーー!!!」て叫びそうになった。厳禁。最悪の場合出禁。

後奏やばかったですよ。

ベースが速すぎていや、え、いや、え??早送り???

ギターもめちゃくちゃ熱くて、全身全霊という感じだった。

 

また個人的な話題で恐縮だが、創作活動において「きみの胸騒ぎが本当になるといいな」な出来事が起きようとしている。

『ヨーロッパ』を初めて聴いた時の、このバンドに対するワクワクの胸騒ぎじゃなくって、自分の力を試せるかもしれないドキドキの胸騒ぎが起きようとしている。

計画は頓挫するかもしれない、とは言われている。

それでも挑戦できる舞台があるなら全力で飛び乗りたい。

ステージごと無くなる可能性があったとしても、今は考えなくていい。

だから今日の『ヨーロッパ』は応援歌だった。

今日の『スルツェイ』は応援歌だった。

『あなたのなかの忘れた海』に憧れた。

 

どうしてこんな良いバンドを誰も知らないんだろう。

べつにバズったりしなくて良いんだけどさ。

彼らは音楽に誠実すぎて、演奏以外に自分らを魅せる方法が少ないように思う。

べつにそのままで良いんだけどさ。

ただ少しでも多くの人にPeople In The Boxの良さを説明するために、あえてチープな言葉を使うとすれば”もっと評価されるべき”だ。

自分の事が片付いたら、次はPeople In The Boxがもっと評価される世界を願って胸騒ぎが起きるだろう。

<きみ胸騒ぎが本当になるといいな>

 

 

ダ「最近、流しにお皿運んでるだけで肩痛めたの。こんだけドラムやってて、大体痛める所って決まってんのよ。手首、俺だったらスネの前の筋肉。なのに、皿運んだだけで肩。健太もね、もうすぐ来るよ。」

健「俺、10年前から2人に「もうすぐ来るよ」って言われてるから気を付けてるよ。」

波「こんだけ健康に気を遣っている2人(ダ・波)なのに・・・」

ダ「だって(健)、酒も飲むしタバコも吸うでしょ?」

健「でも何も無いよ。気にしすぎない方がいいんだよ!」

(会場から盛大な拍手。)

 

ダ「Tシャツの色、ナチュラル。ナチュラルってさぁ・・・」

健「・・・」

ダ「・・・」

ダ「ガムの味でナチュラルってあったらどう?」

健「ガム・・・」

波「怠慢だよね。」

会場「!?」

ダ「人によって違うもんね。ナチュラルって。」

波「”光生まれる前の漆黒こそがナチュラル”って言う人がいるかもしれないしね。」

全員ツボった。

 

  • MC:タオル

ダ「この熊は強いんですかね?」

健「うん、強いよ。本当はね。でも爪を隠してる。」

ダ「強いけど・・・爪を隠している??」

健「優しいの。」

ダ「優しい熊だそうです。」

 

  • MC:カレー

(ダイゴマンがドクターペッパーに20種類のフレーバーがあるって話からスパイスの話になってスパイス=漢方説を波多野氏が唱えた というくだりがあります)

波「カレーってさ、スパイスを煮込んだものでしょ。あれ、外から来た人が”カレー”って呼んで、インドの人達が”これカレーって呼んで喜んでくれてる~”と思って自らカレーって名乗ったらしいよ。」

ダ「え?(カレーという物に名前が)無かったって事?」

波「そうそう。彼らにとっては”スパイスを煮込んだもの”で、こだわりは無かったんだよ。そういう・・・。・・・良い話。」

 

波「アールグレイってあるじゃない。ダージリンはインドの産地からだけど、紅茶の種類としてアールグレイ産があるわけじゃなくて・・・」

ダ「ん?アールグレイさん?」

波「アールグレイさんって人じゃないよ。」

ダ「あ、俺サンドイッチみたいな事かと思った。サンドイッチ伯爵みたいな人がいて・・・」

波「アールグレイ伯爵。」

ダ「そうそう(笑)」

波「いや、アールグレイって、”ベルガモットの香りをつけた紅茶”の事を言うんだって。お茶ってウーロン茶とか一緒じゃない。」

ダ「緑茶も一緒の茶葉らしいね。」

波「それを知って・・・あ、(会場に)知ってた人いますか~?」

会場「(思ったより大勢が挙手)」

ダ「1人ステージに上げるか!?本当に知ってたかって!?こんなにいるとは思わなかった!」

波「それだけ文化レベルの高い人達がここには集まっていると・・・」

会場「(拍手)」

波「だっておかしいもん。アールグレイはおいし過ぎる!!おかしすぎるから調べたらそういう事が分かって。」

アールグレイはおいし過ぎる!!の所で健太さんがコクコク頷いてたのが微笑ましかったです。

ピープルみんな紅茶好きなんだね。優雅だね。グッズ待ってます。

 

  • MC:CD

波「これ以上は無理という所までやった作品です。これまで通り、長い時間をかけて意味を持つものになっていると思うので・・・。友達にも「これ良いよ」って勧めてください。・・・しなくていいですけど。

楽しんでください。あとは・・・褒めて欲しいです。(会場から盛大な拍手)実は僕たち、とても褒められたい人達なので・・・。(今の拍手で)伝わってます。伝えてるし、伝わってます。」

 

  • MC:グッズ紹介より長くなってしまった雑談たち

ダ「話し過ぎたね!!!」

他の人はどう思ってるか分かりませんが自分は永遠にやって貰って大丈夫でした。

でももしかしたら、話し過ぎて時間無くなってアンコール無かったのかもしれませんな!!笑